はじめて
お会いしたのは
人もまばら
芝生もまだらな
廃れた
グラウンド
捨てられかけた
野球部
ひとり黙々と
ランニングをしていた姿が
思い出されます
野球が
大好きで
大好きで
鼻にかける事なく
偉ぶる事なく
私たちを
認め
尊重し
一人の
野球人として
一人の
社会人として
最初から
最後まで
変わる事なく
接して
頂きました
真面目で
一生懸命で
そして
少し
おっちょこちょいで
誰からも
好かれ
いつだって
誰かが
頼り
そばに
寄り添わせて頂いた
その存在は
もうすぐ
荼毘に付されます
ウメさん
本当に
ありがとうございました
遅かれ早かれ
私も
そちらの世界に
向かう事になります
多分
小生意気で
調子に乗った感じで
今と
何も変わらない
どうしようもない
若造だとは思いますが
その時は
あの日と
同じように
優しく
見守ってやってください
今はただ
全てから
解き放たれ
安らかに
お眠りください
合掌