ほんの
数年前まで
考えられなかった事
石巻各地区で
6年生の選抜チームを作る活動
今では
男子選抜と
女子選抜まであります
少年野球を
愛してやまない
皆さんのおかげで
こうして
新しい野球に出会う機会が生まれる
今の子ども達
本当に
幸せだと思います
他のチームの選手や
保護者の皆さん
そして
指導者の皆さんから
野球を教えて頂ける事
とても
刺激的な出来事だと思います
さて
話しは
自チームに戻ります
頼りなくて
弱々しかった6年生達も
皆さんのご厚意で
男子選抜と
女子選抜に
それぞれ
参加させて頂いております
どうしていいか
わからなかった日々
何から手を付ければいいか
先が見えなかった日々
ひとつ間違えれば
この子たちは
野球を嫌いに
なってしまったかもしれません
野球にならなかった
あの頃
失敗とは
どれの事だかすらわからず
厳しく接する場面ばかりが
多かったと思います
そんな
この子たちですから
実は
今回の選抜も
不安な気持ちを抱えながら
送り出したんです
それがどうでしょう
各選抜チームの
練習にお邪魔した時
本当に
ビックリしました
この子たちは
まだ慣れぬ
チームの雰囲気の中
率先して声を出し
チームを鼓舞し
ボールボーイや
バットボーイ
ランナーコーチャーを
積極的に行っていました
逆に言えば
それはつまり
試合に出れていないという事
あるいは
試合に出ながら
役割を探しているという事
この子たちは
選抜チーム発足後の
最初の最初から
チームの
下働きを行っていました
私は
この子たちが
とても誇らしかったです
野球って
上手いとか
凄いとか
そんな選手が
全てではないんです
あなた達のプレーは
あまり見る事は出来ませんでしたが
あなた達の働きは
誰よりも感じる事が出来ました
振り返れば
ゴールや
答えが見えないまま
ここまで
一緒に歩んで来ましたが
いつの間にか
こんなに立派になりました
これからも
健やかに
穏やかに
そっと
誰かを支えてあげてください
きっと
そんなあなた達を
誰かが見てくれています
どうせ
あなた達は
誰も見ていなくとも
何も変わらないのでしょう
私は
そんな
あなた達が大好きです